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開倫塾塾長の林明夫が様々な場所で,考えたことや発表させて頂いたことを一週間分まとめて,毎週月曜日に皆様に報告するページです。
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Posted by - 2024.05.19,Sun
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Posted by No Name Ninja - 2012.10.22,Mon
高齢化と人口減少の恐ろしさ

Q1:少子高齢化に加え人口減少が始まり、危機的状況ではないですか。

A:(1)従来の認識を改めて抜本的対策をとれば回避できるのだが、昨今の対応では、経済も社会も破綻するだろう。

(2)人口減少だけなら問題は少ない。

(3)人口規模が日本の3 分の2 であるドイツを見ればいい。

(4)問題は、日本の高齢化が他国に例を見ない異様な速度であることだ。

(5)日本では、現役世代がリタイア世代を支えるという欧米風のやり方は通用しないという認識がまず必要。

Q2:少子化対策で対応できませんか。

A:(1)それは認識不足の最たる例だ。

(2)出生率が向上すれば、日本の人口や人口構造が維持できるという考えはナンセンス。

(3)少子化対策で何とかなるのは普通の人口構造の国の場合。

日本は戦後、飢餓への転落を恐れて、「産児制限」を行った。

(4)優生保護法で堕胎を事実上合法化した結果、異常なまでに子供の数が減り、当然この世代が産み出す「次世代」の数も減少した。

(5)日本の人口構造は、「団塊」と「団塊ジュニア」の2 つの山があるのではなく、両世代の間に「谷」があるのだ。

(6)自国民の人口構造を恣意的に変えた先進国は日本だけ。

(7)結果、20 ~ 39 歳の女性は今後も減り、今後50 年で3 分の1 近くまで落ち込む。

(8)一方で英仏はこの間に、数%増加する。

(9)つまり、「女性が子を産まない」のではなく、「産む女性がいない」ということに気付くべきだ。

Q3:どうすれば破綻シナリオを回避できますか。

A:(1)現在のビジネスモデルはもはや通用しないという認識が必要。

(2)戦後の日本は、外国の技術を使って、大量生産したものを薄利多売で外国に捌いてきた。

(3)これが成功したのは、競合相手が皆無だったからに過ぎない。

(4)今では韓国はもちろん、中国、インドも同じことを始めているのだから勝てない。

(5)「品質」についても早晩キャッチアップされるだろうし、既にエレクトロニクス製品ではむしろ遅れているとも言われる。

(6)現在のビジネスモデルの競争力は量産効果が頼りなので、労働人口が減少すれば、供給力が縮小しコストが上昇、その時点で破綻する。

(7)日本の労働人口減少は、自動化などによる生産能力向上を上回るスピードで進む。

---続く

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