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開倫塾塾長の林明夫が様々な場所で,考えたことや発表させて頂いたことを一週間分まとめて,毎週月曜日に皆様に報告するページです。
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Posted by - 2024.05.06,Mon
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Posted by No Name Ninja - 2011.06.27,Mon

Q6:開倫塾には社会的使命(mission ミッション)がありますか。


A :はい、あります。3 つあります。


開倫塾の社会的使命
(1)「成功の実現」に貢献すること
(2)地域の教育力向上
(3)「正常に機能する社会の形成」に貢献すること



Q6-1:開倫塾では、誰の「成功の実現」に貢献することを社会的使命(mission ミッション)としているのですか。


A :はい。開倫塾が「成功の実現」に貢献することを社会的使命としているのは、次の方々です。

開倫塾が「成功の実現」に貢献することを社会的使命と考えているのは
(1)顧客である塾生、保護者、地域社会の人々
(2)ビジネスパートナー
(3)全教職員




Q6-2:開倫塾は社会貢献活動を推進していますか。


A :はい。塾長直轄の開倫研究所で推進しています。

開倫塾の社会貢献活動
(1)問題解決型教育相談室
(2)教育経営品質研究会の開催
(3)NPO、NGO の活動支援


 

Q7:開倫塾には経営方針はありますか。


A :はい、あります。開倫塾の経営方針は次の3 つです。

開倫塾の経営方針
(1)学ぶに値する塾づくり
(2)働くに値する職場づくり
(3)倒産しない会社づくり





 

拍手[14回]

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Posted by No Name Ninja - 2011.06.30,Thu
書き抜き読書ノート827 2011 年1 月3 日
日本の伝統―コンセンサス―


1.(1)日本のデモクラシーの淵源は、どこに求めるべきであろうか。

(2)アングロ・サクソンのデモクラシーの淵源として度々引用されるのは、アングロ・サクソンの先祖がまだゲルマニアの森に住んでいた頃のタキトゥスの描写である。

(3)「大したことのない場合は、首長が決定する。重要な問題はコミューニティ全体が決める」



2.
(1)このような考え方は、たしかに東洋思想とは違う。

孔子は「民は由らしむべし。知らしむべからず」

と言っている。


(2)この解釈にも諸説あって、孔子は「人民に教えてはいけない」と言ったのではなく、「人民にその意とするところをわかってもらうのは難しい」と慨嘆したのだという解釈の方が正しいようであるが、

民意にしたがって政治をしようという気がない点では、どちらの解釈も同じである。

もともと論語の政治思想はすべて、君主がいかにして民を治めるかを論じたものであり、上から下への関係である。



3.
(1)ところが、不思議なことは、日本にはゲルマンに似た考え方があったことである。聖徳太子の憲法第17 条が次のように言っていることである。


(2)「独断(独りで決定すること)してはいけない。必ず多くの人と議論しなければいけない。

小さな問題は軽いことであるから、必ずしも皆と相談しなくてもよい。

しかし、大きな問題については、間違いがあってはいけないから、皆と話し合っていれば、妥当な線が出てくる」


(3)聖徳太子は摂政であり、王ではなかったが、日本の歴史の最高の哲人王と言ってよい。

中国、印度の古典に通暁し、多くの学者の研究では17 条の憲法で使われている言葉の淵源は、仏典の他に、中国の重要な古典ほとんど全部を含んでいるという。


(4)しかし、中国の古典で「独断」が使われるのは、よい意味としてである。

聖徳太子の用いた「独断」の原典であろうとされている管子も、「明主は、ひろく聞いて、独断す」と、皆の意見を聴取するところまでは聖徳太子の思想と同じとしても、その後では独断するのが名君だといっているのである。


韓非子となると、「よく独断する人こそ天下の指導者にふさわしい」と言っている。

聖徳太子のように「不可独断」と言い切っているのは東洋思想では独創的と言ってよいであろう。

ヨーロッパに似た日本の封建制度


1.
(1)独断という価値観は中国歴代の東洋的英雄や名君の言動とも一致している。

大事にあたって、右顧左眄せず、自らの責任で自ら判断を下せる人が真の指導者なのである。


(2)日本でも、戦国時代の英雄たちなどをみると同じである。しかし、日本では戦国時代はむ

しろ例外であって、その他の時代では指導グループのコンセンサスで動いていたことが多かったようである。

今でも、日本の政治はコンセンサスの政治であって、強力な指導者がないと指摘されている。

キッシンジャーは、引退の後で、日本の政治がコンセンサスで動くことを自分は知らなかったと慨嘆しているが、あるいは、このあたりに日本の政治の世界でも類の少ない特質があるのかもしれない。


2.
聖徳太子以降、百代近い日本の天皇の言動は、西欧の皇帝、国王とは明らかにちがう。

「××大王」と西洋で呼ばれるのに匹敵する天皇は出ていない。

明治「大帝」でも、同時代のドイツのカイザーやロシアのツァーとは違う。

天皇の個性、個人の意志を直接的には国政に反映させていない。

すべて群臣合議のコンセンサスの上に立って政治を行っている。



3.
(1)聖徳太子の憲法以降の日本は、たしかに、大陸アジアとは異なった道を歩んでいる。

奈良朝では、もっぱら唐の制度を輸入しているが、その時代以降、中国本土、朝鮮半島、ベトナムで行政制度の中心となった科挙の制度は、遂に日本には根づかなかった。

その代わりに、地方に荘園の制度が発達し、やがて12 世紀以降は、アジア的中央集権体制でなく、ヨーロッパ中世に似た封建制度となる。


(2)ライシャワー博士は、日本は西ヨーロッパ以外で、世界で唯一、封建主義を発達させた国として、日本の近代化が成功した原因をそこに求めようとした。


(3)たしかに、専制君主制度が権力を一人の手に集めている制度とすれば、封建制度は、権力をより広く分散し、責任をより広く分かち合っている制度ということも言える。


4.
もう一つ、ヨーロッパと日本の共通点として、モンゴル帝国の支配が及ばなかった地域だったということも事実である。

モンゴル支配のように、ただの専制と人民の関係でなく、人間と家畜の関係のような暴虐と圧政を経験すると、専制権力に抵抗する気力が、永い間、その民族から奪われてしまうということもあるようである。



P212 ~ 215




[コメント]
日本の近代化の担い手の一人、陸奥宗光について書き記した本書ではあるが、よく読んでみると、日本の文化、日本の文明のありよう、日本外交、日本の目指すものが書き記されている。

この「~とその時代」シリーズは小村寿太郎、幣原喜重郎、重光・東郷、吉田茂と続くが、日本史を学ぶ日本国民必読のテキストと確信する。

中学生や高校生も仮名を頼りにじっくり読み込めば、日本史が大好きになる。

日本が大好きになる。

日本人としてどう生きたらよいのかの考えが得られる。



- 2011 年1 月3 日林明夫記-




拍手[19回]

Posted by No Name Ninja - 2011.07.01,Fri
CRT 栃木放送『開倫塾の時間』
2010 年1 月1 日(金)放送内容資料


-創塾30周年を迎えた開倫塾塾長の林明夫さんに新年の抱負などをうかがいます。
インタビューは、栃木放送の松井里恵さんです。-


松井:この時間は、開倫塾塾長の林明夫さんにお話をうかがっていきます。

よろしくお願いします。



林:よろしくお願いします。



松井:明けましておめでとうございます。

新しい年を迎えましたが、今はどのようなご気分ですか。



林:新年なので今年も一所懸命やりたいと思います。

よろしくお願いします。



松井:開倫塾は31 年目を迎えるそうですね。

それだけ多くの方に影響を与え、また支えられてきたところもあると思います。

昨年は30 年ということで区切りのよい年でしたので、昨年のこともうかがってみたいと思います。

昨年はいかがでしたか。



林:お陰様で、ここまでよく支えていただきました。

ありがとうございます。

昨年は、日本中が経済的に非常に大変な年でした。

そのような状況の中でも子供たちの成長のために塾に通わせたり学校に送り出したりされたわけですから、お父さんやお母さんは本当に大変であったろうと思います。



松井:塾としてはどうだったのでしょうか。

「ハイサービス日本300 選」という素晴らしい賞がありますが、その賞を昨年受賞されたそうですね。



林:お陰様で、ありがたく思っております。

私共を含め、サービス産業は一般的に生産性が低いです。

そこで、当塾は経営の品質を向上させる取り組みをさせていただいています。

今、製造業は円高のために大変な思いをしています。

その製造業に就いている方が仕事を辞めなくてはならない場合などは、サービス産業に移ればよいのです。

ところが、サービス産業の生産性があまりにも低いために移れないのです。

そこで、受け皿をどのようにつくったらよいかということで経産省が始めたのが、この「ハイサービス日本300 選」の運動です。

僭越ですが、私共もどうにかして製造業の方々に来ていただけるような職場にしたいとの思いで、いろいろなことに取り組んでいます。



松井:本当に細かいサービスを徹底してやっていらっしゃいますね。



林:いえいえ、何もできなくて恥ずかしいです。

教育で一番大事なのは、「カリキュラムの質」です。どのような内容をどのように教えるかということです。

二番目は「先生の質」です。

当塾では、先生の質を上げるためにいろいろな取り組みをさせていただいています。



松井:それらのほかにも、これまでさまざまな取り組みをなさってきたと思いますが、30 年間続くというのはすごいことですね。

モットーとしているものがしっかりしているからでしょうが、実際に林さんが開倫塾で大切になさっているモットーは何ですか。



林:教育の中心は学校教育で、学習塾は学校教育で足りない部分を補うところであるというのが、私の考えです。

当塾が力を入れて塾生の皆さんにお願いしているのは、授業などで理解した内容を音読練習、書き取り練習、計算・問題練習の三大練習で身につけることです。

練習は不可能を可能にしますので、一度うんなるほどとよくわかった内容について読む練習、書く練習、計算・問題練習をしてしっかり身につけられるようにしています。



松井:根気よく練習することは大切なことですよね。



林:学校では時間がなくてなかなかできませんので、塾でやっていただくよう塾生の皆さんにお話しています。

それから、勉強の仕方がきちんと身についている方は成績がよいので、それも身につけていただきたいと思っています。

本をたくさん読む方も成績がよいです。

「お金持ちの国の子供は非常に成績がよい。なぜかというと、本をよく読むからである」とよく言われますが、そうでない国の子供でも本をたくさん読む子供は成績がよいです。

ですから、読書の習慣をつけることによって、思慮深さや自分自身を省みる力を身につけていただきたいと思います。



松井:このようなちょっとしたコツを教えてもらえると助かりますね。



林:それから大事なのは、図書館の使い方を身につけることです。お金がなくても、図書館に行けばいくらでも勉強できます。

ですから、図書館を使う方法をマスターするとよいですね。何でも自分で買う必要はありません。



松井:皆さんがそのような便利なところを知っていれば、よりスムーズに勉強できたり身につけたりできますね。

ちょっとしたコツを教えてもらえるのが、塾のよさではないかと感じます。

さて、新しい年を迎えて開倫塾は一体どのような1 年になるのかと今からわくわくします。

どのような1 年にしたいとお考えですか。



林:これからは、先程お話させていただいた勉強の仕方のスキルを身につけていただく指導、思慮深さを身につけていただくための読書の指導、図書館の利用の仕方の指導、新聞をじっくり読んで考える力、つまり批判的思考能力を育成するための指導、英語の指導、数学の力を高めるための指導などに努めていきたいと考えています。



松井:数学ですか。



林:そうです。

日本は理科系の人が足りません。

インドなどでは大学に進学する人の全員が微分、積分を完全に説明できますが、日本では少ないです。

大学の文科系学部に進む人は高校時代にそれを勉強しないからです。

ですから、日本でもすべての人が理科系の分野に進めるような可能性を残しておくとよいと思います。



松井:子供たちよ、特に読書と英語、数学を頑張りましょうということですね。



林:加えて、コンピュータですね。コンピュータの知識を身につけて積極的に使いこなしていただきたいと思います。

それから、自分の好きなことを1 つ探していただきたいですね。運動もしたほうがよいでしょう。



松井:大忙しになってしまいますね。(笑)



林:学校でやるべきことはすべて世の中に出てから役に立ちますから、ぜひさまざまなことをやってみて下さい。



松井:無駄なことは何もありませんからね。



林:はい、ありません。中でも一番役に立つのはトイレ掃除です。



松井:トイレ掃除ですか。



林:はい。

トイレ掃除を含めた掃除です。



松井:今、子供たちが学校で学んでいることには無駄なことが1 つもないということですので、子供たちには大いに頑張ってもらいましょう。

自信がないなあと思っている子供たちには、開倫塾でも相談に乗ってくれますよね。



林:開倫塾はもちろん、他塾でも相談に乗ってくれます。また、学校の先生にも相談するとよいですね。



松井:そして、よい1 年にしていただきたいと思います。


最後に、林塾長から改めて新年のご挨拶をお願い致します。



林:開倫塾塾長の林明夫です。昨年は本当にお世話になり、ありがとうございました。

今年1 年も、大不況や高齢化社会に負けないように力をつけていきたいと思いますので、どうか一緒に勉強しましょう。



松井:栃木放送にも関わりの深い開倫塾です。

毎週土曜日午前9 時15 分から開倫塾の番組を放送しています。

林塾長が毎週お話されていますので、今年もまたお聴き下さい。



林:もしよろしければ聴いて下さい。



松井:さらにいろいろなお話をして下さっていますので、ぜひチェックしていただきたいと思います。

この時間は、開倫塾塾長の林明夫さんにお話をうかがいました。



林:ありがとうございました。





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